髪切ってスッキリ、卯野です。カットしてるあいだに既刊8巻までコミックス読了しましたので感想ざくっとログ。
私的総論をさきにいうと「これアニメのほうが面白いんじゃないかな」です。
あらすじ
舞台は「近界民(ネイバー)」と呼ばれる異世界の生命体によって以前壊滅的被害を受けた日本・三門(みかど)市。人類は、「ボーダー」と呼ばれる対ネイバー対策機関によってたびたび襲撃に現れるネイバーから守られていた。
そのC旧隊員でとびきり弱いが正義感の強い主人公、三雲 修(みくも おさむ)は、不思議かつ圧倒的な力でネイバーを倒す白い髪の少年、空閑 遊真(くが ゆうま)と出会う。実は彼は異世界から来たネイバーだった。
遊真は自分の目的のためにも修、そしてボーダーに協力し、ネイバーからの「侵略」に対抗する。
ざくっと雑感
・広大かつよく練られた世界観
SFものなんだけど近界民(ネイバー)、トリガー、惑星国家、戦闘・武器のルール、キャラクターのひとりひとりに至るまで細かいとこまでよく設定してるなーって感じる。戦闘上のトリガーの相性とかHUNTER×HUNTER、東京喰種なんかに似てるね。
・オサム+ユーマ=正統派ジャンプの主人公
ストーリー展開はオサム6、ユーマ4くらいの主人公比率。ユーマは異世界人で向こうで「毎日戦争してた」というだけあって、最初から最強無敵のフルスペック設定。
対してオサムは先輩から「持たざるメガネ」と称される通りクソ弱いフツーの人。でも正義感が強くまっすぐで、自分の弱さを自覚して学習しながら強くなるタイプなので、読者が感情移入しやすいとしたらオサムですね。
お互いが交流のなかでどう変わっていくかも見もの。
ちなみに作者さんいわく「自分はこの物語は第1話の扉絵の4人全員が主人公だと思ってる」だそうです。
4人は先に紹介したユーマとオサムの他、生まれつき膨大な量のトリガーを持つ「雨取 千佳(あまとり ちか)」と自己肯定力が異様に高く「予知能力」をもつ迅 悠一(じん ゆういち)。
・腕や首はフッ飛ぶけどマイルド
最近流行りらしい(?)残虐描写、このマンガも腕や首ふつーにフッ飛んだり輪切りにされたりしてるんだけど人間は死なない。ぜんぜん残酷に感じない。理由は戦闘している身体が実体ではなく戦闘用の「トリガー体」だから。なので血もでなければ内蔵もでない。こういう表現手法もあるのか。
・なんとなく「構想を説明してる感」でイマイチのりきれない
読んでて一番感じたのがコレ。「いや…アレ…?構想、設定、キャラとかは面白いはずなのになんでだ…?」ってずっと想いながら読んでた。
世界観はカッチリしてるんだけど読んでて「うおおおお楽しいィヒィィ!!」って興奮があんまり湧き上がってこない。
あまりにもカッチリ、緻密すぎて、おまけに画もスッキリ綺麗すぎて、説明を1回頭の中で咀嚼してからマンガ描写を追うので、アクションとか画が止まって見えてしまう。「マンガ」として100%楽しめない。今んとこ。
セリフの説明と画の描写による説明の供給比率が噛み合ってないんだろうか、単に私のキャパが小さいからだろうか…。売れてるとこ見ると後者っぽいよな…。
「アニメのほうが面白いかも」と感じたのはそこが理由です。てか「私には」ワールドトリガーはアニメのほうが合ってるのかもね。
それにしてもいま週刊少年ジャンプ読む年代ってこの話全部把握できてんのかすげーな。
おいちゃん衰えを感じるよ。
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