劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』
前作「ドラゴンボールZ 神と神」よりもアクションシーンを多くとってひたすら派手にドンパチやってました。
ちびっこが望む「ドラゴンボール」をちびっこフレンドリーにシンプルにつくっているな、という印象です。
あらすじ
フリーザ軍の残党ソルベがドラゴンボールを使ってフリーザを復活させる。フリーザは悟空への復讐を果たすため生まれて初めてのトレーニングを積み、「ゴールデンフリーザ」となって挑む。よかったとこ
・ストーリーがシンプル
要約すると「フリーザ復活、悟空とベジータが迎え撃つ!」と一行だけで表せる内容です。鳥山明先生がおまけマンガの冒頭で解説しているとおり「復活のF」のFはフリーザであり、マキシマムザホルモン「F」にも由来しています。やったね亮君!
・アクションシーンが爽快
おまけでついてた非売品解説本で鳥山明先生も書いているとおり、前作「ドラゴンボールZ 神と神」で少なかったアクションシーンが今回は増え、「スカっと爽快!」な映画になってます。というかアクションシーン9割。ゴキブリみたいに宇宙船からウヨウヨ沸き上がってくるフリーザ軍VSと地球防衛軍(ピッコロ、クリリン、悟飯、亀仙人、天津飯、銀河パトロールジャコ)の対戦が見もの。
3D演出もあってのことだろうけど海ドッパーン!岩ガッシャーン!深海魚グワーン!みたいな、ちびっこが飽きない工夫のある「ワクワク」戦闘シーンに仕上がってました。
てか、ヤムチャは餃子とともに戦力外通告…!(泣)
・フリーザのキャラが立ってる
フリーザといえばDB史上最強最悪でキャラ立ちまくりの悪役として全世界に知れ渡っているんですがこの映画では声優さんが特に頑張っててキャラびんびんでした。「キエエエエエエエエーーーイイィィ!!」の数を数えたい。ラストも正々堂々なんてクソ無視で大変すがすがしい。
アニマックスのドラゴンボールGTから知ったりカードバトルでブロリーは知ってるけどフリーザはあんま知らない、というちびっこのためか、冒頭で「フリーザって仲間も平気で殺しちゃうくらい冷酷・残虐で恐れられてるヤツ」ってのをセリフ以外で描写しててなるほどの心配りでした。
・キャラの萌えどころがたくさん
戦地に向かうクリリンを見送るとき、「カッコイイ…」って思わずつぶやいちゃう18号(クリリンより全然強いのに)!子どもが生まれて(ドラゴンボールZ 神と神 - Wikipedia参照)平和ボケしちゃって休日メガネジャージ姿のまま戦闘に参加する悟飯(道着どこにしまったか忘れた)!
そんな悟飯の子どもをしぶしぶあやすピッコロ(夕飯は一緒に食べてるらしいぞ)!
ビルス様のとこから瞬間移動で帰ってこなきゃいけなくてしぶしぶ悟空と手をつなぐベジータ(腐女子層へのサービスなのか)!
・ジャコくん可愛い
「銀河パトロールジャコ」のジャコくんも友情出演、戦闘に参加するんだけどひょうひょうとしてて可愛い。「銀河パトロールジャコ」自体はDBの前日譚として悟空の父ちゃんの話とかサイヤ人の話とか描いてるみたいなので読まないとですね(思うツボ)。
あえていうなら
・ストーリーがシンプル過ぎ
たぶんつまらないと言っている人はストーリーがシンプルすぎることに腹を立てているんだと思います。映画の対象年齢は観た感じ幼稚園年長〜小学3年くらいまでの男子。
コンビニの玩具菓子コーナーやショッピングモールのゲームセンターを見てもらうとわかると思うんだけど、今ちょうどドラゴンボールのカードバトルがこの年代の間で大流行していて、そこをメインターゲットを定めたのかなと。あとその父親。
・フリーザが弱い
フリーザせっかくフリーザとの対決以上に「自分との闘い」みたいなのが後半あったかな。
・ウエスなあ
今作「復活のF」では破壊神ビルス様の付き人であり師匠「ウエス」とその能力がちょこっとキーになってるんだけどまさかラストの伏線で使われるとは。
「ザ・ワールド」時を操る能力は最強最強ウウウウ!!
・野沢雅子はもう声がきついかもしれんなあ
高音が出ずに、滑舌もちょっと気になる。もう78なんだなあ。それでも現役なのはすごい。
おまけ
映画館会場から出たらほぼ全員が幼稚園年長〜小学2年くらいの男子とその父親、そして留学生男子たちでした。留学生たちは見終わったあと熱狂的に身振り手振りで「Yeah!」「Yeahhhhhh!!!!」言いながら感想いいあってるのが微笑ましかったw
うちと同様、これが映画館デビューになるちびっこもいるんでしょう。いい思い出になるといいね。
おまけその1
非売品の鳥山明先生の映画キャラデザイン&脚本
絵柄が可愛くなってる。
おまけその2
EDをうたうももいろクローバーZのポストカード
一番右すごい。
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